古材のモザイクパネル

2017年9月28日
古材をパネル化して壁材に。

古材のキューブを色々組み合わせて四角いパネルに接合しました。
一枚が300mm角で、裏面に網が貼ってあります。
一枚一枚が個性になり、一つの面が作られます。
もちろん、本物の古材を使っていますのでとても雰囲気があります。

不揃いな個性が寄り添うと何とも言えない味と趣きが生まれますね!
住宅のリビングのテレビボード面の壁や、玄関の壁なんかに貼ると粋な感じになります。
まれにビニールクロスでこんな柄がありますが、やはり本物の古材板は
迫力が違います。
価格もお手頃なのでDIYにもピッタリです。
当社の古材ギャラリーに展示していますので、ご見学にお越しください。

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古材の取材を。

2017年9月24日
古材の素晴らしさを多くの皆様に。

古材の事業はやっていてとてもやりがいがあります。
先日、テレビ局の方がお越しになりました。
なぜなら、古木を譲ってくれる方と使って頂ける方を繋げるという単に「物」を売買するだけの行為だけに留まらないことです。
単にヴィンテージな木材を販売するだけでなく、古物を扱うという静かな尊い気持ちが大切だと思ってやってきました。
私は常々、「木」には神様が宿っているのではないかと思うのです。
それは古民家で約100年使われてきたという「木」が持つ「魂」や「イズム」が
あると考えています。

京都で古材販売をしています。 古建具の在庫もたくさんあります。
ですから、私は古材を買い取らせていただく際、また加工する際、そして出荷する際は、
心の中で「ありがとうございます。」と 木の神様に手を合わせて仕事をしています。
そんな気持ちで仕事をさせていただいていると心の中は何とも平安な気持ちになります。
単にカッコイイとかお洒落ということだけでなく、古物を扱う人間として
先達や歴史、木の神様に感謝して生きることは大切なことではないかと思うのです。
このことはあまり他人さんに話したことはありませんが私が大切にしていることであり
古材事業を地味でも続けられる大きなファクターになっています。

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居酒屋さんへの古材丸太

2017年9月22日
古材の丸太を飲食店の内装材として

店舗内装を単に既製品の建材やビニールクロスで仕上げる以外に、古材を巧く取り入れた内装にする手法があります。
古材の比較的細い丸太を使って客席を間仕切ったり、柱や小梁として使うのもお勧めです。
特にお酒を伴うお店には古いものとの相性が良く、古木の雰囲気とアルコールの酔いも
加味されお客様の気持ちを朗らかにしてくれる要素が生まれるのかもしれません。
ビルインの店舗などでも細身の柱や丸太などは搬入も比較的、楽で大工工事の
施工もビスなどを使って比較的やりやすいかと思うのです。
しかし、これが大梁ならこんな風にいかず、大工さんの高度な手刻みの技術が伴い、
短工期の店舗の建築現場には合わないケースも想定されます。

私たち、京都・古材市場で販売している古材は、全商品下記の工程を経て商品化され、
全国へ出荷しております。
まず、 洗浄です。味や趣きを残しながら丁寧に洗い上げてゆきます。
そして 腐れや痛みの激しい箇所がある場合はその古材の部位をカットしてゆきます。
更に 天然乾燥させ、釘抜き、や電線の切除など古材として使える状態へと進化させてゆくのです。
その後、 一本づつ古木を、手加工でヴィンテージ加工にて熟練の職人たちが仕上げてまいります。
単に古い廃材ではなく、古材を最終的には古財になるかの様な想いで磨き上げてゆくのです。
「大切に使い続けて欲しい。」
「開業されるお店が永く繁盛して欲しい。」
古材にそんな想いを託しながら、この古材事業を続けています。

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古材テーブル

2016年7月8日
古材の梁をスライス製材してテーブルづくりのお手伝いをしています。
木製のテーブルが色々ある中で古材を使うのもなかなかいいアイディアだと思います。他のやり方としてバーンウッドをベニア下地の上に幅ハギしてもいい感じの
古材テーブルを作ることが可能です。
また一枚モノのカウンタートップを望むなら、古材の無垢の和室の地板がカッコイイですね。ケヤキやマツ、トチやクリなどの素材があり銘木板のヴィンテージで
古材テーブルが出来ることは誇りでもあります。
そして気軽なところであれば、中古の足場板にワイヤーブラシを丁寧にかけて
幅方向につなぎ古材のテーブルにするのもお洒落ですね。
厚みが35㍉でテーブルカウンターにピッタリなサイズであることと、
長さが長尺の4メートルまでの古材ビッグテーブルが作れるところがいいですね。
いずれの古材板もキズや痛み、そして木の割れなどの個性を特性にして
味わい深い世界でただひとつの古材テーブルを所有したいものです。
それは同じものが2つとない、オンリーワンテーブルです。
古材はあたらしい木材と異なり天然乾燥でじっくり熟成させてあるので、
木が反ったり曲がったりすることがもうほとんどないところが嬉しいですね。
ヴィンテージテイストの古材テーブル、私なら少しこだわって普段使いで
近くに置いてガンガン使いたいと思うのです。
素材は当社ストックヤードにございます。事前予約制とさせていただいておりますが是非お越しくださいね。 同時にお家全体の古材や天然木を使ったプロデュースも得意です。

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古材天板

2016年7月5日
古材の天板やカウンターに使える素材をたくさん在庫しています。
シルバーグレーの天板や床の間の地板で使っていた古材板、またはカナダから輸入しているバーンウッドも古材天板として使えます。
商業店舗で古い木材を使う際でも古材天板がよく目立つポイントになり、且つ、使いやすいところが人気なのだと思います。
やはり板モノは丸鋸でサッとカットや加工ができるので便利ですね!
古材の天板は、テーブルやカウンターや什器のトップなど色々と使えます。
一枚物の古木にこだわることもカッコイイですが、200㍉くらいの古材板を
現場で幅ハギして使うのも効率的かち安価に上がるのでお奨めです。
経年美でキズや痛みもあります。でもそれが味であり新材では形容できない
雰囲気のテーブルトップになるのです。
ただ、飲食店でのご採用をご検討でしたら古材天板の上の仕上げは無塗装のままではなくて検討して欲しいところです。
お奨めは艶消しか、三分艶くらいのウレタン塗料がいいでしょう。
古材天板の上にうっすらと塗膜が乗る方が耐久性が上がっていいと思います。
色は付けずにクリアの濡れ色がカッコイイです。
新店のお店でもツルツル・ピカピカよりも使い込んだ風合いが入っている方が
確実に重厚さと品格が上がると思います。
使い込んだ素材である古材にはその重みがあります。
バーカウンターやテーブルトップ、または見えるところの棚板なんかにも
古材カウンターはよく映えますね。
そして更に使い込むことによりもっと趣き深くなるところが醍醐味です。
印刷の化粧板が貼ってある天板と大きくことなるのは本物の無垢の板ということです。それは人工的なモノではなく本物の無垢の木だということです。
そして何より古材カウンターは見て触れているうちに心の奥にわだかまりが
じんわりと溶けてくるかの様な気持ちにさえなるのです。

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古材販売を開始して。

2016年7月4日
2005年に古材販売の事業を開始し、10年以上が過ぎました。
1859年の創業以来、木に関わる仕事をしてまいりました。
約10年の期間にたくさんの古材を全国の皆様のもとへと販売させていただいてまいりました。
古材の梁や柱・板・古建具など飲食店の店舗用材を中心に全国へ通販させていただいてきました。
全国各地へ京都古材を中心に私たちがセレクトした古木たちが活躍しているシーンを見るととても嬉しくなります。
築100年以上の古材が多く、今では山で採取できない様な貴重な国産材がたくさんあります。特に和室の造作で床の間廻りの地板や違い棚、天井板や床柱など、京町家や古民家は銘木の古材の宝庫です。
それを大切に一本一本、そのお家から出来るだけキズをつけない様に取り出し、釘を抜き、カットし、古材として販売するに値する様に丁寧に仕上げてゆく工程があります。
古材は一点モノで2本と同じものが存在しません。まっすぐなモノ、曲がりのあるもの、煤色の濃いもの、幅の広いものや太い材など。
天然木の価値である深い世界がそこにはあります。
また古材販売の上での醍醐味は古民家で使われていた古材が単に旧家の再生に使われるのではなく、レストランやカフェ、ホテルやゲストハウスなど、用途を変えモダンに設計デザインされ、その息を吹き返すところに深い趣きを感じるのです。
始めは古材販売をスタートする際は正直、戸惑いがありました。
しかし、これは私たち材木屋がやるべきな今後の事業だと強く思い始めました。
今では 古材梁や柱、古建具まで かなりの材積の素材の在庫を持つことになりました。 現在では第一ストックヤード、 第二ヤード また古材加工工房の3つの倉庫を連動させ品質の高い古材を生産しています。
当社、京都・古材市場のストックヤードへお越しいただき直接現物をご覧いただいてもOKですし、遠方の方は写真をお送りしてやりとりもさせていただきます。
何度かのやり取りでお互いに慣れてくれば私たちに古材のセレクトをお任せください。
きっとご満足いただける素材をお届けできると思います。

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古民家の古材柱

2016年7月2日
古民家の古材柱を買取してきましたので職人さんとお山の工房でコツコツとレストア作業しました。比較的長さがある桧や杉、ケヤキの古材柱です。
ほぞ穴を整備し、腐れをカットし、釘を抜いて高性能な北欧の金属探知機でチェックしてブラシで磨き上げます。
古材の風合いを損なわずに古材の柱をしっかり仕上げてゆくと表面にもう一度木の命が戻ってくる様な気がします。
木材は古材になってからも生き続けています。山から伐採され住宅の骨組みに使われ、一度はその担いが終わってからも尚、木の呼吸は止まっていないのです。
これは自然の力で本当に凄いことだと思います。
この古材柱の次なる嫁ぎ先は、宮崎鶏で有名な塚田農場さんやビックリドンキーさん、酔心さん、鎌倉パスタさんなどの飲食店さんや大手のカフェチェーンさんのお店に嫁いでゆくのです。
次なる出番に備え、しっかりと整備してまいります。
古材柱の特徴の一つに昔の大工さんのほぞ穴の仕口跡があります。
今では職人さんではなく機械式のプレカット工法が主流になっていますが江戸時代や明治時代の匠の大工さんの仕事の跡を見ていると嬉しくなります。
古材ではこうした刻み痕を巧く活用して見せながらお店などの造作に活かして欲しいと思います。
当社でも古材の割り付けや配置を図面をお持ちいただければサポート致します。
木造建築士と古材鑑定士を持つスタッフのいる私たちにお任せください。
店舗では古材柱が最も使い易いかもしれません。なぜなら運搬も楽で材積も小さ目で尚且つ施工もインパクトレンチや丸鋸など店舗専門の大工さんうや職人さんにてお仕事できるのです。東京都心での不燃加工も別途で承ります。
古材柱を使った繁盛店舗づくりなら自信あります。

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古材を壁材として活用

2016年7月1日
レストランやカフェ、またはホテルなどに古材を壁に使う機会が増えてきました。
この写真はイタリアンレストランです。
今日は焼肉屋さんの古材を準備していました。
特にロースト系、焼き鳥屋さんなど古材壁を貼ると雰囲気によく馴染みますね。
真っ白なクロスが汚れた感じのお部屋で食事するよりダウンライトの照明計画を組み込んだヴィンテージテイストの雰囲気の方がお酒も進むと思います。
いつも思うのですが古材がお店に使われているとなぜか「ホッと」した気持ちになります。なんでかな~?なんて考えてみると、それはやはり永い時間を経過した素材のオーラというか重みみたいなものが伝播してきてるのだと思います。
モノはお金で買えても時間は買えませんよね。
そんな時間軸の価値をさりげなくシェアしているところを感じているのだと思います。古材壁は目で見る視覚的な要素がきっと強く人々の現在と過去そして先の見えない未来をぼんやりと、また優しくつないでくれる存在なのかなあなんて思います。だから事業としてこの古材の仕事をしていてもたまに神秘的な不思議な気持ちになることがあります。
もちろん先達からの預かり物でもあります。大切に慎重に扱います。
カタチを変えてリユースして次のオーナーに繋いでゆくこと。
やっていることは単純かもしれませんがこの仕事が好きでたまりません。
古材が私に教えてくれること、それはたくさんあります。
今日もたくさんの古材と関わりました。ありがとうございます。

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古材建具を使って。。。

2016年6月30日
古材や古建具を使ったお店やお家のリノベーションが増えてきました。
新しい建材だけでなく、趣きや味のある木材をどの様に使いこなすのかがその仕上がりを左右させます。
今日は梅雨の合間の晴れだったので古材建具の見学を兼ねて名古屋からお客様がお越しになりました。
愛知県でゲストハウスを運営されるそうですが外国人が喜んでくれそうな墨字の入った古材柱と古建具を選ばれました。
しっかりと仕上げてお送りさせていただきますね。
現在、古材建具のストックは約5000台くらいとなり様々なサイズの商品が揃っています。外部用の木製建具に夏にピッタリの葦戸、揃いの雪見障子なんかもあります。
昔の古い建具は当時の職人さんの匠の技が活かされていることに気づかされることが多いですね。
「もったいないを見詰めなおして」というテーマで始めた古材販売の事業ですが、毎日が本当にエキサイティングで勉強の毎日です。
古材を使い慣れていない方は手始めに「古材建具」から使い始めるのがいいかと思います。 古材施工技術士の私たちにご相談くださいね!

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古民家の古材

2016年6月29日
古材を買取させていただくきっかけは古民家です。
築100年前後の旧家です。
何代にも渡って大切に使われてきた古材がたくさん眠っているお家です。
相続や引越し、または古民家が傾いて来たり朽ちてきたりしてやむなく
解体される時がきます。
オーナーさんからしたら何代も続いたお家、更には自分自身が小さな頃から
暮らしてきたお家が壊されるというのは本当にお辛いことなのです。
私達は2005年からこの古材の事業を始めましたが、そっれは単に
お仕事と割り切ることは出来ず、心を込めて古民家の持ち主であるオーナーさんから私達を通じて廃材にせず古材として次のオーナーさんへ繋ぐ大切な担いを
頂いていると思っています。
「もったいない」この言葉は昔、ばあさんが生前口癖でした。
まだまだ使える木材を簡単に廃棄するのではなく、その使い道を考え、
古材をしっかりと京都から全国へ流通させることが事業開始当初の目標でした。
お陰さまで今では東京を始め全国の皆さまにこの古材を使っていただけることが
当たり前のこととなり本当に嬉しく思います。
大きな古材梁などは200年位かけて育ってきたものもあります。
そしてその後、京町家や古民家にてじっくりと約100年間そのお家の家族を
守ってきたのです。
本当に凄いことだと思います。
そんな材料だからこそ大切に古材として活用してゆくことが使命とさえ思うのです。
古材を古財として活用できるとき。
それはこの仕事で最もやりがいがあり嬉しい瞬間でもあるのです。

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